上を向いて歩こう(2)

フジさん、1週間のルーミィ生活を終え、昨日からケージに戻りました。
いきなりいつものレイアウトにするのはコケたり滑って落ちたりしない様にとケージの半分から下に止まり木を配置しました。
かなり元気なのですが、念には念を入れてまた1週間この生活で暮らせたらいつもの様に戻したいと思っています。

そんなフジさんが今だからこそ出来るネタ、行ってみましょうかね(^^;
腰巻き準備オッケー!踊りますよ!

はっ!

ほほいっ!

ジャンプ!

どーでしたかね?(ドヤ顔)

水浴びの時のフジさんがスカートと言うか、もふもふ加減が腰巻きに見えてしょうがない私です(笑)




***

続いては事故を振り返るシリーズ。
誰かの役に立つかもしれませんし、何より自分の為に。
驚いた事にフジさんが元気いっぱいの姿を見せてくれる様になるとあの時の気持ちを忘れて行く様な感じがしているんです…。
私は「これだけは絶対忘れてはいけない」と思っているのに、脳の自衛本能(?)なんでしょうか?
辛い事は忘れた方がいいのかもしれませんが、忘れたく無いので書き残して行きます。

***




6/2のフジさん
昨日病院から連れて帰る時に決めていた様に、会社を休む。
眠りがちでほぼ動かず、やっとご飯を口にしてくれたと思っても1口、2口で終了。
「病気の時でも大好物は食べてくれるだろう」と言うのは安易な考えでした。大好きなシードミックスも粟穂もキビ穂も効果はありません。


↑立ち上がれず、移動時も這う様な状態なのでご飯入れはとにかく浅いもの、もしくは無しで、周りに撒いて食べやすくするのが必要でした。

ずーっと、どうしたらいいのか分からないので手縫いで新しく作りかけていたお休みカバーをひたすら縫いながらフジさんの側に居ました。
途中プラケから出して、手の上に乗せると嬉しそうにしながら目を閉じるフジさんを見て「ああ、このまま逝ってしまうかもしれない」と何度も思い泣きながら「フジさん、フジさん」と声を掛けました。
本当はしんどいから寝て休みたかったのだと後になって思いましたが、何故か雪山で遭難した時の様に「眠っちゃダメだ」「目を閉じたらもう開かないんじゃないか」「置いて行かないで」「私のせいで…」とぐるぐる思いました。

明らかに衰弱しているし、ご飯も殆ど食べない、昨夜帰って来てから確認出来るフンがひとつだけ、私には何も出来ない、このままじゃ…と思い、病院に電話。状況を説明すると「連れて来て下さい」と言われ予約を入れるものの、最終の18:30しか予約が取れず、居ても立ってもいられない。
そしてフジさんは"ほわ毛"を抜きまくり、プラケの中があっという間に白い毛だらけになる。


↑今だからつっこめるけど、こんな時にも爪いじりなフジさん。

ラッシュを避けようと早めに出たら早く付きすぎてしまったので、併設ショップの待合室へ向かう。
検診時やセミナー等、立て続けに行っているので顔なじみになったお店の方(動物看護師さん&バードトレーナーさん)に話を聞いてもらう。
事情を説明して、ネットで検索しても助かった子が見つからない…と話すと「ネット見て弱気になっちゃダメ、ってか見ちゃダメ!」 「まずは安心させてあげないと!」 「今は済んでしまった事の"たられば"は考えないで、これから出来る最善の事について考えることですよ!」 「入院になったとしても鳥さんは飼い主さんが決めた事ならちゃんと受け入れるから大丈夫よ!」と励ましてもらう。

フジさんを先に病院に預けて、しょんぼり待合室で待って居たら「甘いものでも食べて元気出して!」とおやつを頂いた。
この時のお二人にはホント元気づけられました。

予定よりだいぶ時間が経ってからの診察。
実はフンは3つぐらい出ていた(フジさんが下敷きにしていた)
出ていた黒いフンから胃から出血があったことがわかった。(原因は胃が直接ダメージを受けている訳では無く、過度のストレスによる胃酸の出過ぎ等、人間と似た様な理由だそうです)
しかし出掛ける直前にした16時ごろのフンは緑色で、これはよくなっていると考えられる。(緑=血液が出ていないから黒く無い)

33度になった時に鼻水が出ていたが(寒い?それとも何かの症状?)、問題のないものであった(正常に機能していた)

あまり食べていないが、少しは自分で食べているのが"そのう"を触ると粒が入っていたので分かった。(触らせてもらいました)

ガクガクの足も麻痺しているのかと思っていたが、先生が軽く握るとイヤっと反応があるので、感覚はあるようだ。

何処がどう悪いのかの理由は分からないが、明らかに具合が悪いので、5日間程入院して様子を見ることに。

体重:朝43g→病院で42g

体調が悪い時…家ではリラックスして休んで、病院だと緊張して元気アピールしちゃう子もいる(実際、家でのフジさんはそんな感じでした…落ち着いて寝させてあげれなくてごめんね)
でも、ずっと心配させないように頑張る子もいる。

非捕食者なので、フジさんが注射の後すぐに粟穂を食べたのはストレス食べ。完全に元気アピールだそう。

最後に先生に「ちょっとだけ触ってもいいですか?」と言うと、先生は優しくプラケの中にいるフジさんを出して渡してくれました。
両手の中にフジさんを入れて、顔を近づけながら「大丈夫だから、頑張ろうね、明日また来るからね!」という様な事を言い、撫でて、先生に渡しました。

先生に「どうかよろしくお願いいたします!」とお願いし、空のプラケースを持って帰りました。

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